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ベーシックインカム(その3)

2016年12月19日

さて、いよいよベーシックインカムに関するコラムの最終回です。

前回のコラムではベーシックインカムのメリットをいくつか説明しました。それではデメリットはある
のでしょうか?

世の中の事象には殆どと言ってよいくらいメリット・デメリットが併存します。例えば身近な例で言えば、
株式投資は大きく利益を上げることが出来る可能性があると共に、株価の下落により購入価格を下回り
結局損をするという事もあり得ます。所謂「ハイリスク・ハイリターン」ですね。

ベーシックインカムのデメリットと言えば、「働く事で社会に参加していると言う意識が芽生え、
その中で生きがいを見出している」のがヒトの本来の生きる姿であれば、その様な慣習が崩れていくと
言う懸念が考えられます。働かなくともある程度の収入が保証されるのであれば無理して働く事はない
だろう、という発想になりかねません。

特に日本人は明治維新で諸外国との差を目の当たりにして欧米に追い付け追い越せの時代を経て、
痛またしい戦争の後は国の復旧に向けて全速力で走り「働き蜂」と揶揄されながら良くも悪くも男性中心
社会で日本の経済を成長させて来ました。

但しバブル崩壊後は閉塞感を感じながら20年が経過し、今また新しい働き方改革が叫ばれる時代に入って
来ました。

1,000兆円を超えると言われる国の債務問題がクローズアップされ、膨張する社会保障費の財源をどう
捻出するのか、富裕層と貧困層の二極化が進む社会において、どの様な再分配制度が適当なのか、政治
の課題は山積みです。その中で、私達は政治家任せにするのではなく将来世代に渡って安心・安全な社会
を残していくために、庶民レベルでもこのベーシックインカムという制度について少し勉強する必要が
あるのではないかと思うのです。

2016.12.19 佐藤英二

投稿者:未来への扉 カテゴリー: ライフプラン

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