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米国雇用統計で発表される失業率について

2017年05月01日

米国雇用統計で発表される失業率について解説します。

 失業率は失業者数÷労働者数×100で計算されますが、失業者の範囲によりU-1からU-6まで
区分されメディアで報道される失業率はU-3の失業率です。

マーケットではこの他にU-4,U-5,U-6の失業率が注目されます。

 U-3では,現在仕事を探していない失業者は計算式の失業者数に含まれていません。
過去に仕事を探したけれども、現在は労働環境が良くないと判断し仕事探しを止めてしまっている
人々を失業者に加えた失業率がU-4です。

 U-4の失業者よりも範囲を広くとり、労働環境要因だけではなく、病気や転職などの為仕事探しを
止めてしまった人々も失業者に含めた失業率がU-5です。

 U-5に加え、本来であれば就きたいフルタイムの仕事がないため、パートタイムの仕事をしている
就業者を失業者に加えた失業率がU-6です。

 U-4の失業者は潜在失業者(Discouraged Workers)、U-5の失業者は辺縁労働者
(Marginally Attached)とよばれ、FOMCではU-3以外にもU-4,5,6の概念にも言及され、
政策決定の参考とされます。(注1)

 2017年4月発表の米国雇用統計では、U-3:4.5%, U-4:4.8%, U-5:5.4%, U-6:8.9%と
なっています。
(Table A-15, Alternative measures of labor underutilization)

      httpss://www.bls.gov/news.release/empsit.t15.htm

(注1)FOMC,2017-3-14/15の議事録では、下記記述があります。

 The share of workers employed part time for economic reasons was little changed
on net.(p4)
   In contrast, several other participants cited evidence that some slack remained in the
labor market, such as still-modest aggregate wage growth and the unevenness of wage
gain across industries, an elevated share of employees working part time for economic
reasons
, or other broad measures of labor underutilization.(p8)

投稿者:未来への扉 カテゴリー: 金融

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