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金利について(基礎編その3)

2016年03月28日

 金利についてのお話(基礎編その3)です。
    
    前回は、金利に関する計算方法についてでしたが、    
  今回は、私達の生活において身近にある金利に関するお話です。    
    
 ●金利には、法律で定めた上限があります。    
  「利息制限法」では、利息の制限を次のようにしています。    
  ・元本が10万円未満の場合:年20%を超える部分は無効    
  ・元本が10万円以上100万円未満の場合:年18%を超える部分は無効    
  ・元本が100万円以上の場合:年15%を超える部分は無効    
    
  2010年(平成22年)6月18日に改正されるまでは、上記の「利息制限法」とは異なる「出資法」    
  の上限金利:年29.2%があったため、20~29.2%の間のグレーゾンと言われる金利で    
  貸していた金融業者が多くありました。    
  現在、「利息制限法」の上限金利を超える部分の過払い金返還請求が可能となっています。    
  但し、完済から10年で消滅時効となりますので、早めに弁護士や司法書士への相談が必要です。    
    
 ●リボルビング払い(リボ払い)の金利は、年利が基本です。    
  リボ払いは、利用額に関わらず毎月指定された一定額を返済していく返済方式です。    
  リボ払いの金利は、一般的に年15~18%(上記の利息上限)が多く採用されています。    
    
  ・12万円の買い物を毎月1万円返済だったら?    
   例示) 
    ・利用予定日:2016年4月1日   (締日15日として)
    ・利用金額:120,000円   
    ・金利:15%   
    ・定額コース:毎月10,000円   
        ー【支払日】 ーーーーーーーーーー【計算方法】 --------------- 
   2016年5月10日:1万円+(12万円×0.15÷365×25日)=1万1,232円  
   2016年6月10日:1万円+(11万円×0.15÷365×31日)=1万1,401円  
   2016年7月10日:1万円+(10万円×0.15÷365×30日)=1万1,232円  
   2016年8月10日:1万円+( 9万円×0.15÷365×31日)=1万1,146円  
   2016年9月10日:1万円+( 8万円×0.15÷365×31日)=1万1,019円  
   2016年10月10日:1万円+( 7万円×0.15÷365×30日)=1万863円  
   2016年11月10日:1万円+( 6万円×0.15÷365×31日)=1万764円  
   2016年12月10日:1万円+( 5万円×0.15÷365×30日)=1万616円  
   2017年1月10日:1万円+( 4万円×0.15÷365×31日)=1万509円  
   2017年2月10日:1万円+( 3万円×0.15÷365×31日)=1万382円  
   2017年3月10日:1万円+( 2万円×0.15÷365×28日)=1万230円  
   2017年4月10日:1万円+( 1万円×0.15÷365×31日)=1万127円  
      ⇒手数料合計:9,521円   
    
    9,521円÷12万円で計算すると利用金額の7.93%の手数料がかかった計算になります。    
  毎月の支払金額が多いほど金利負担が少なくなりますが、リボ払いの注意点としては残高が    
  いくらあるのか?意識出来ずに使い過ぎてしまう傾向があります。    
    
  ●クレジットカードの分割払は金利手数料がかかるものと、かからないものがあります。    
    ・1回払い:金利手数料無し    
  ・2回払い:金利手数料無しが一般的    
  ・3回払い以上:金利手数料有り(8~18%)    
  ・30万円の商品をクレジット3回払いでかかる手数料は?    
   例示)
      ・利用金額:300,000円   
      ・金利:18%   
      ・支払回数:3回   
    
    1回目の支払:10万円+(30万円×0.18÷365日×30日)=10万4,438円   
    2回目の支払:10万円+(20万円×0.18÷365日×30日)=10万2,958円   
    3回目の支払:10万円+(10万円×0.18÷365日×30日)=10万1,479円   
       ⇒手数料合計:8,875円   
    
  8,875円÷30万円で計算すると利用金額の2.96%の手数料がかかった計算になります。    
  基本的に手数料のかからない2回払いを検討し、無理ならば、なるべく支払回数を少なくした方が    
  金利手数料を抑えることが出来ます。    
  支払回数が多いと金利負担も多くなるので、ボーナス併用などを利用し計画的な利用が大切です。    
    
  次回は、金利ついてのお話(基礎編)の最終回です。    
  いよいよ、マイナス金利についてのお話をさせて頂きます。

 2016.3.28  諸星純一

投稿者:未来への扉 カテゴリー: 金融

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